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2022.05.11

その他

乳歯のときから虫歯予防を!

こんにちは🌻 大垣 ひまわり歯科です🦷 前回のブログでは、永久歯の虫歯予防に有効な『シーラント』についてお話ししました。 今回は、乳・幼児期の虫歯予防についてお話しします。 突然ですが、問題です! 乳歯は何歳ごろまでに生え揃うでしょうか? 正解は… 3歳ごろです。 生後7〜8ヶ月ごろになると、赤ちゃんにとって初めての歯が生えてきます。 1歳ごろには上下4本の前歯が生え、2歳半から3歳くらいまでに20本の乳歯が生え揃います。 (※歯の生える時期や順番には個人差があります) ここで注意が必要なのが、乳歯の虫歯です。 乳歯は、永久歯と比べて歯の質が柔らかく、厚さもあまりないため、虫歯になりやすいです。 また、乳歯は痛みを感じにくいため、知らないうちに虫歯が進行し、夜になって突然泣き出すくらいの虫歯になってしまうこともあります。 『どうせ生え変わるし、乳歯が虫歯になっても大丈夫だろう』 と思っている方も、いらっしゃるかもしれません。 しかし、乳歯の虫歯を放置していると、永久歯に影響を及ぼすこともあります。 加えて、近年では永久歯が作られない『先天性欠如歯(先欠歯)』のお子さんが10人に1人の割合でいると言われています。 乳歯のうちから、虫歯になりにくいお口の中の環境を作ることが大切です! そもそも、虫歯菌はどこからやってくるのでしょうか? 生まれたての赤ちゃんのお口の中には、虫歯菌や歯周病菌などの細菌はいません。 虫歯菌の多くは、保護者の方のお口から侵入することが分かっています。 具体的な感染経路としては… ・大人が口に入れた食器を赤ちゃんのお口に入れる ・お口にキスをする ・離乳食などを冷ます際、フーフーと息をかける ・赤ちゃんが大人の口の周りや中を手で触り、その手を自分の口の中に入れる などがあります。 これらのことを気をつけて、歯が生えてきたら歯磨きにも挑戦してみましょう! ただ、いきなり歯ブラシを使おうと思っても上手に磨かせてくれないことがほとんどです。 まずは、ぬるま湯を含ませたガーゼなどで、優しく拭うことから始めましょう。 当院では、1歳以下のお子様もフッ素塗布で来院して頂いています。 乳歯が生えたら、フッ素塗布は可能です。 小さい頃から歯医者に慣れておくことで、虫歯の治療が必要になっても、積極的に参加してもらいやすいです。 フッ素塗布で歯の質を強化し、乳歯のうちから虫歯予防を意識しましょう! 【予防歯科・ホワイトニング】  大垣市・垂井町スグの歯医者  大垣 ひまわり歯科  歯科衛生士/吉岡

2022.04.27

その他

シーラントってなに?

こんにちは🌻 大垣 ひまわり歯科です🦷🪥 みなさん、虫歯予防に効果的なシーラントを知っていますか? 生えたばかりの永久歯や乳歯は、溝が深く、虫歯になりやすい傾向があります。 シーラントは、虫歯の元となる細菌や飲食物が、歯の溝に入って虫歯になるのを防ぐ予防処置です。 [小児・幼児が虫歯になる要因は、、、] ・歯の溝やでこぼこした部分に汚れがたまりやすい ・溝が深いため、歯磨きでは十分に清掃できない ・歯が生える途中は歯ぐきが被っていて、歯磨きがしにくい ・年齢的にも、上手く歯磨きができない そして、、、 生えたての歯は、歯の質が弱かったり、噛み合わせの面の溝が深くでこぼこで複雑といった特徴があるため歯磨きがしにくく虫歯になりやすい傾向があります。 そこで、虫歯になりやすい奥歯の深い溝を歯を削らずに専用のレジンで埋める虫歯の予防処置「シーラント」をします。 当院で使用しているシーラントはS-PRGフィラーを含有しており、長期に持続性のあるフッ素徐放が可能なため、フッ素などの力で歯の成長をサポートすることができます。 萌出したばかりの永久歯が対象となります。 [シーラント処置後のご案内] ・シーラントをしたからといって、虫歯にならないわけではありません。  歯磨きを怠ってしまうとシーラント周囲に汚れが溜まったり、別の所が虫歯になってしまいます。 ・シーラントは、お口の中の状態や歯の質などによって、外れたり、欠けたりすることがあるため定期的にチェックが必要です。 シーラントをしてからも、虫歯ができていないか、シーラントが外れていないかチェックをするため定期的にメンテナンスをすることをおすすめします。 お気軽にご相談ください。 【予防歯科・ホワイトニング】  大垣市・垂井町スグの歯医者  大垣 ひまわり歯科  歯科衛生士/日下部

2022.04.13

その他

妊娠中のお口の中とセルフケア

こんにちは🌻 大垣 ひまわり歯科です🦷🪥 新年度になり、生活環境に変化があった方もいらっしゃるかと思います。 当院も、先月無事一周年を迎えました。 二年目も、皆様のお口の健康をサポートできるよう努めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。 今回は、妊娠中のセルフケアについてお話しさせていただきます。 まず、一般的な身体的な変化としては 初期→つわり、消化器トラブル 中期→貧血、逆流性食道炎、むくみ 後期→妊娠性高血圧症候群、早産・低体重児出産 などが挙げられます。 (症状の程度には個人差があります) では、お口の中にはどんな影響があるでしょうか? 妊娠期には、女性ホルモンが増加することで、以下の影響を与えると言われています。 ①歯周病菌の増加 ②免疫力の低下 ③毛細血管の拡張・増生(出血しやすくなる) ④ホルモンバランスの変化による唾液の分泌量の低下 実際に、妊娠性歯肉炎という病気があります。 症状自体は歯ぐきの腫れや出血といった、一般的な歯肉炎と変わりありませんが、放置していると、早産や低体重児出産のリスクがあると言われています。 また、食事の回数が増えたり、つわりが原因で歯磨きが困難になったりなど、お口の中の環境が悪化しやすく、虫歯や歯周疾患のリスクが高くなる時期と言えます。 では、どのように予防したら良いのでしょうか? 先ほどお伝えした通り、妊娠中はつわりなどが原因で、体調の変化が著しく、歯歯磨きも困難な時が多いです。 歯磨き時の対策としては、 ・歯磨き剤の味、匂いが苦手!   →好きな味、低刺激、低発泡のものを選ぶ。    フッ素や殺菌作用など、有効成分含有のものだと尚よし◯ ・歯ブラシを入れただけで気持ち悪くなってしまう!   →歯ブラシのヘッドは薄く小さいものを選ぶ。    体調が悪いときは、洗口液だけでも◯ などが挙げられます。 歯磨きを頑張ることは大切ですが、無理のない範囲で、できるときに行っていきましょう。 どうしてもご自身の力だけでは難しいと感じたら、一度当院にご相談ください! 妊娠中の歯科治療に関する不安などあれば、お気軽にお尋ねください。 大垣市に在住の方は、市が行っている妊婦検診を受けていただくことも可能です。 Webでもお電話でも、ご予約お待ちしております。 【予防歯科・ホワイトニング】  大垣市・垂井町スグの歯医者  大垣 ひまわり歯科  歯科衛生士/吉岡

仕上げ磨きを嫌がるお子様に・・・

こんにちは🌻 大垣ひまわり歯科 保育士です。 「歯磨きを嫌がる、仕上げ磨きをさせてくれない…」とお母さん方からお悩みをお聞きすることがあります。 特に0〜3歳頃のお子様は、歯磨きの大切さを十分に理解できていない上に、なんでも自分でやりたい気持ちが芽生えてきたり、イヤイヤ期というものもあり大人が思うようには歯磨きをさせてくれないことが多いと思います。 しかし、不十分な歯磨きが習慣化して虫歯になってしまえば、もっと大変な虫歯治療をしなければいけなくなってしまいます。 そうなる前にとお母さん側は、きれいに磨いてあげないと!と力が入ったり強張った表情になってしまいがちですよね。 できるだけお子様にとって、歯磨きって楽しい!と思ってもらえることを大切にしていけたらと思います。 そこで、歯磨きを嫌がるお子様対策をいくつかご紹介させて頂きます。 ◯歯磨きに関する歌やお子様が好きな歌をうたいながら磨いてみる。 ◯お母さん自身も一緒に歯を磨いてみる。 ◯歯磨きに関しての絵本を見てみる。(虫歯になる怖さより、歯を磨く楽しさが伝わるもの) ◯歯ブラシを一緒に買いに行き、自分のお気に入りの歯ブラシを使えるようにする。 ◯10カウントをしてその間に磨き上げる。 ◯手鏡を持ってもらい、自分の口の中を見てもらいながら磨く。 ◯甘く感じられるおいしい歯磨き粉を使ってみる。 ◯キシリトールタブレットなど歯磨き後に食べても良いおやつをご褒美として利用する。 ◯仕上げ磨きには、持ち手の長い歯ブラシを利用する。(お子様の顔のすぐそばにお母さんの手がこず、圧迫感を与えない) お子様によって効果的な策は違いますので、いろいろ試してみてくださいね。 成長に合わせて徐々に歯磨きの必要性を理解し、仕上げ磨きも落ち着いてできるようになったとお聞きすることもあります。 激しく抵抗する時は、しっかりと仕上げ磨きができない日があっても良いと思います。 お母さん自身が自分やお子様を追い詰めすぎないことも大切です。 嫌がって暴れてしまう時も力を抜いて優しく!楽しく!できたら褒める!をすることで楽しい歯磨き習慣が身についていくよう、気長に親子でがんばっていけるといいと思います。 また、家庭での歯磨きだけでは磨き残しが出てきてしまうこともあると思いますので、歯が生え始めた頃から定期的に歯医者さんに通うことで、お母さん方と歯医者さんで協力して子ども達の大事なお口の中を守っていけたらと思います。

指しゃぶりやおしゃぶりについて

こんにちは🌻 大垣 ひまわり歯科 保育士です。  指しゃぶりやおしゃぶりをいつまでにやめさせるべきなのかと悩んでみえるお母さん方も多いですよね。 赤ちゃんは、自分の指やおもちゃを口に入れることで感触を確かめたり乳首を吸うこと以外の口の使い方を学習していきます。 吸うこと以外の楽しさがあることを覚えていく大切な発達過程でもあります。 目安として… 2〜3歳頃までにやめさせてあげることが望ましいです。 離乳が完了する時期(12〜18ヶ月頃)には、食事においても吸うことから噛むことへの移行が始まりますよね。 それ以降も続くようであれば、歯並びへの影響や言葉の発達の妨げになると考えられています。 成長と共に自然にやめていくこともありますので、無理にやめさせる必要はないと思いますが、2〜3歳を目安に徐々に減らしていくことが親子共に負担が少ないと思います! 指しゃぶりやおしゃぶりを徐々に減らしていく方法として… ◯指先を使ったり体を動かしたりする遊びを通して、指しゃぶり以外のことに意識が向くようにする ◯離乳食やおやつが食べられるようになってきたら、食べることの楽しさを与えてあげる ◯指しゃぶりやおしゃぶりで入眠するのではなく、絵本を読み聞かせたり手を握るなどのスキンシップをとる ◯月齢によっては、指しゃぶりをしなかった日はカレンダーにシールを貼るなどの方法をとり、子ども自身が遊びの一つとして取り組む 指しゃぶりをする子ども達にもそれぞれ理由が考えられ、ただ楽しくて遊んでいるだけの子もいれば、退屈な時や眠気のサインとして出てくる子、ストレスや寂しさ、不安を感じ気持ちを落ち着かせようとしている子などもいます。 急にやめさせようと思うと、大人にとっても子どもにとってもストレスになってしまうので、少しずつ口の中に指やおしゃぶりが入っている時間を減らしていけるといいですね。