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タグ:#小児歯科

2024.11.13

その他

口唇裂・口蓋裂という病気を知っていますか?

こんにちは🌻 大垣 ひまわり歯科です🦷🪥 皆さんは、口唇口蓋裂(コウシンコウガイレツ)という言葉を聞いたことがありますか? これは、上唇や口蓋(上あご・口の中の天井)が裂けている状態のことを言います。 日本人の赤ちゃんの約500人に1人が持って生まれてくる、先天性の病気です。 ちなみに、明確な理由は定かではありませんが、白人は700人に1人、黒人は2,000人に1人と民族によって差があると言われています。 【口唇裂の症状】 上唇やその内側の歯槽骨が裂けている状態 片側不全唇裂・片側完全唇裂・両側完全唇裂 等の症状がある 【口蓋裂の症状】 口蓋に裂け目があるため、口腔と鼻腔がつながっている状態 口蓋裂(硬軟口蓋裂)・軟口蓋裂 等の症状がある 【口唇口蓋裂の症状】 口唇裂と口蓋裂が合併して起こっている状態 片側不全唇裂・完全口唇口蓋裂 等の症状がある 【原因】 妊娠初期に、唇や口蓋の形成が何らかの理由で妨げられることによるとされています。 遺伝的要因や環境要因が複雑に関わっていると思われていますが、ほとんど解明されていない状態です。 【治療】 形成外科・耳鼻咽喉科・小児科・歯科 など 様々な専門医の他にも、言語や審美性、心因性などの面から、複数の科による総合的な治療が必要です。 治療は成長・発達に合わせて進めていきます。 期間に個人差がありますが、治療を受ければ日常生活に支障がない状態まで改善されます。 口唇裂・口蓋裂は、治らない病気ではありません。 気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。 【予防歯科・ホワイトニング】  大垣市・垂井町スグの歯医者  大垣 ひまわり歯科  歯科衛生士/吉岡

2024.09.24

その他

子どもの歯ブラシの選び方

こんにちは🌻 大垣 ひまわり歯科です🦷🪥 歯ブラシは、年齢やお口の環境に合わせて磨きやすいような形になっています。 特に、成長とともに顔の骨格や歯並びが変化する子どもの頃は、成長に合わせて 歯の磨き方・歯ブラシなどを変えるとよいでしょう。 歯ブラシは、ブラシ・ヘッド・ネック・ハンドルで構成されています。 [歯ブラシの年齢別のポイント] ・まだ歯が生えてないとき   歯ブラシは使わず、ガーゼでやさしく拭き取るだけで大丈夫です。 ・生後6ヶ月〜2歳ごろ  乳歯が生えてきてから生えそろう頃は、実際に『歯ブラシで歯を磨く』ことに慣れていく時期です。 *注意:喉に刺さらないように気をつけてください。     ヘッドの厚さ: 薄い      ブラシの先端: 平切り   ブラシの硬さ: 柔らかい       ハンドル: 握りやすい太さ、曲げやすい柔らかさ ・3〜5歳ごろ  この時期は、自分で『汚れを落とす』歯磨きができるように練習していきましょう。      ヘッドの厚さ: 薄い      ブラシの先端: 平切り   ブラシの硬さ: ふつう       ・6〜12歳ごろ  乳歯から永久歯えと生え変わる時期です。  この時期の歯並びは、生えかけの歯、抜けた歯やグラつく歯があったりと不揃いのため、汚れを落としにくい状態です。     ヘッドの厚さ: 薄い      ブラシの先端: 平切り   ブラシの硬さ: ふつう        ネックの長さ: 1番奥の歯(第一大臼歯)まで届く長さ 9歳ごろまでの歯磨きは… 自分で磨くほかに、仕上げ磨きも大切です。 自分では落としきれない汚れは、仕上げ磨きでキレイにしてあげましょう。 ・仕上げ磨き用の歯ブラシ     ヘッド: 小さめ        ブラシの先端: 平切り   ブラシの硬さ: 柔らかめ    ハンドル: 細くて長い 子ども用歯ブラシは、成長やお口の状態に合わせて選ぶことが大切です。 歯ブラシについてお困りの際は、お気軽にご相談ください。 【予防歯科・ホワイトニング】  大垣市・垂井町スグの歯医者  大垣 ひまわり歯科  歯科衛生士/日下部

2022.12.04

研修・学会

第17回在宅医療、介護連携推進事業多職種連携研修会

こんにちは、大垣 ひまわり歯科の太田です。先日、多職種連携研修会にに参加してきました。あまり聞きなじみがないかもしれないですが医療、介護従事者が連携を取り、より良いものを提供できるような関係をつくるための研修会です。 多職種の方の連携と言うことで、医師、歯科医師、薬剤師の方、看護師、理学療法士、ケアマネジャー、介護士など多くの医療関係者の方々が参加されて、普段は中々顔を合わすことがないので良い刺激と改めて医療連携の大切さを学びました。 今回は、薬剤師会の方が主催で大垣市民病院の講堂で行なわれました。 議題は、災害時の医療。岐阜薬科大学 地域医療実践薬学研究室 教授 林 秀樹先生の講義を聞き、災害時の医療について考える機会をいただきました。 東海地方も南海大地震が起こるかもしれないと言われています。日本全国をみると熊本地震や東日本大震災、阪神淡路大震災などが起き、この辺の地域だと伊勢湾台風が大きな災害だったようです。 災害時では、人やモノ、場所も限られた中で多くの方が必要としているもの効率よく届けることが必要です。平時なら助かっただろう命を無くしていくこと、防ぎえた災害死を無くすことが重要です。薬剤師会では、モバイルファーマシーと言って移動式の調剤室を開発され、実際の災害時に出動されてるようです。被災地に薬剤の提供があってもそれを調剤する人、機関がなければ無駄になってしまいます。常備薬を必要としている方も多いのでそれによって助かる人が増えると思います。 大規模事故、災害への対応にCSCACという指針があります。 Command&Control指揮と連携、Safety安全、Communication情報伝達、Assessment評価を確立、確認したのちにTTT Triageトリアージ、Treatment治療、Transport搬送を実践することが重要と言われています。 グループワークでは、いろんな職種の方がいろんな目線での意見を聞くことができ、避難所の運営、多職種での患者対応と2つの議題について話し合いました。 避難所では、時系列で優先事項が変わっていき、それが24時間以内にやらないといけないことなのか48時間以内なのか、避難されている方も年齢層も幅広く年齢や性別によっての対応、同じように被災されている方の中でも協力支援できる方の連携が必要です。 従来から避難訓練があるように平時から災害時の話をしておくことで、何か起きた時の備えや対策が出来ると思います。なかなか考える時間もないので、考える時間を取るだけでも変わると思います。皆さんも時間があれば考え話し合ってみましょう。 【予防歯科・ホワイトニング】  大垣市・垂井町スグの歯医者  大垣 ひまわり歯科  歯科医師 太田 大樹

2022.06.24

研修・学会

磁石を使った入れ歯?

こんにちは、大垣 ひまわり歯科の太田です。 先日、大垣歯科医師会主催の義歯用マグネットのセミナーを受講しました。入れ歯に磁石を装着して維持を求める機構です。前から使われていた装置ですが保険適応ではなく自費診療のみの適応でした。昨年の保険改正から保険適応になり保険診療でも使えるようになりました。 今回のセミナーは、愛知製鋼さんのマグネット(マグフィットM)の説明でした。 磁石を使った入れ歯とは、どんなものでしょうか。 少しご説明していきます。 従来入れ歯は、お口の中に維持するためにクラスプと言う針金のような金属を残っている歯にかけて外れないようにしていました。その維持機構を磁石を使っておこないます。 マグネットの義歯は、残っている歯の根っこにキーパと呼ばれるステンレス鋼を装着します。歯に装着した金属には、磁石の機能はありません。 義歯の本体に装着したキーパに対する場所に磁石を付けます。それによって義歯と根っこの金属とくっついて維持が埋めれます。見た目は入れ歯の下に歯があるような状態です。留め具も見えないので審美的にも優れています。 メリットとしては、残っている少ない歯でも入れ歯の維持機能に使えることデメリットとしては、横からかかる力には弱いことです。 注意点として、あまりないですが熱いお湯なので加熱してしまうと磁石の力が弱まってしまいます。加えて、MRI検査に持ち込むことは出来ません。 今回、マグネットの義歯が保険適応になったことで、義歯の維持装置の選択肢が増え、残ってる歯が少ない人でも入れ歯を安定させる方法が出来たと思います。ただ、全ての人が出来るわけでは、ありません。 もしご興味がありましたら一度ご相談ください。 【予防歯科・ホワイトニング】 大垣市・垂井町スグの歯医者 大垣 ひまわり歯科 院長・歯科医師:太田 大樹

2022.04.27

その他

シーラントってなに?

こんにちは🌻 大垣 ひまわり歯科です🦷🪥 みなさん、虫歯予防に効果的なシーラントを知っていますか? 生えたばかりの永久歯や乳歯は、溝が深く、虫歯になりやすい傾向があります。 シーラントは、虫歯の元となる細菌や飲食物が、歯の溝に入って虫歯になるのを防ぐ予防処置です。 [小児・幼児が虫歯になる要因は、、、] ・歯の溝やでこぼこした部分に汚れがたまりやすい ・溝が深いため、歯磨きでは十分に清掃できない ・歯が生える途中は歯ぐきが被っていて、歯磨きがしにくい ・年齢的にも、上手く歯磨きができない そして、、、 生えたての歯は、歯の質が弱かったり、噛み合わせの面の溝が深くでこぼこで複雑といった特徴があるため歯磨きがしにくく虫歯になりやすい傾向があります。 そこで、虫歯になりやすい奥歯の深い溝を歯を削らずに専用のレジンで埋める虫歯の予防処置「シーラント」をします。 当院で使用しているシーラントはS-PRGフィラーを含有しており、長期に持続性のあるフッ素徐放が可能なため、フッ素などの力で歯の成長をサポートすることができます。 萌出したばかりの永久歯が対象となります。 [シーラント処置後のご案内] ・シーラントをしたからといって、虫歯にならないわけではありません。  歯磨きを怠ってしまうとシーラント周囲に汚れが溜まったり、別の所が虫歯になってしまいます。 ・シーラントは、お口の中の状態や歯の質などによって、外れたり、欠けたりすることがあるため定期的にチェックが必要です。 シーラントをしてからも、虫歯ができていないか、シーラントが外れていないかチェックをするため定期的にメンテナンスをすることをおすすめします。 お気軽にご相談ください。 【予防歯科・ホワイトニング】  大垣市・垂井町スグの歯医者  大垣 ひまわり歯科  歯科衛生士/日下部

指しゃぶりやおしゃぶりについて

こんにちは🌻 大垣 ひまわり歯科 保育士です。  指しゃぶりやおしゃぶりをいつまでにやめさせるべきなのかと悩んでみえるお母さん方も多いですよね。 赤ちゃんは、自分の指やおもちゃを口に入れることで感触を確かめたり乳首を吸うこと以外の口の使い方を学習していきます。 吸うこと以外の楽しさがあることを覚えていく大切な発達過程でもあります。 目安として… 2〜3歳頃までにやめさせてあげることが望ましいです。 離乳が完了する時期(12〜18ヶ月頃)には、食事においても吸うことから噛むことへの移行が始まりますよね。 それ以降も続くようであれば、歯並びへの影響や言葉の発達の妨げになると考えられています。 成長と共に自然にやめていくこともありますので、無理にやめさせる必要はないと思いますが、2〜3歳を目安に徐々に減らしていくことが親子共に負担が少ないと思います! 指しゃぶりやおしゃぶりを徐々に減らしていく方法として… ◯指先を使ったり体を動かしたりする遊びを通して、指しゃぶり以外のことに意識が向くようにする ◯離乳食やおやつが食べられるようになってきたら、食べることの楽しさを与えてあげる ◯指しゃぶりやおしゃぶりで入眠するのではなく、絵本を読み聞かせたり手を握るなどのスキンシップをとる ◯月齢によっては、指しゃぶりをしなかった日はカレンダーにシールを貼るなどの方法をとり、子ども自身が遊びの一つとして取り組む 指しゃぶりをする子ども達にもそれぞれ理由が考えられ、ただ楽しくて遊んでいるだけの子もいれば、退屈な時や眠気のサインとして出てくる子、ストレスや寂しさ、不安を感じ気持ちを落ち着かせようとしている子などもいます。 急にやめさせようと思うと、大人にとっても子どもにとってもストレスになってしまうので、少しずつ口の中に指やおしゃぶりが入っている時間を減らしていけるといいですね。