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タグ:#むし歯予防
2024.12.25
その他フッ素とむし歯の関係性
こんにちは🌻 大垣 ひまわり歯科です🦷🪥 今回は、フッ素とむし歯の関係性についてお伝えします。 以前、フッ素に関するブログを掲載して下りますのでそちらも併せてご確認ください♪ 約百年前… アメリカのコロラド州で、斑状歯(ハンジョウシ:着色や斑点のある歯)を持つ人々は、むし歯になりにくいという事実が発見されました。 そこから、班状歯の要因であるフッ素の研究が始まったのです。 研究が進み、現代ではフッ素はむし歯予防して世界的に普及しています。 フッ素は、そもそも特別な成分ではありません。 ・魚 ・お茶 ・野菜 ・体内 など 一般的に広く自然界に存在するものです。 フッ素の安全性に関しては、決められた用法・用量を守れば安全性は十分に確保されています。 フッ素の効果は、主に3つです。 ①再石灰化で歯を修復 初期むし歯に効果があります ②エナメル質の強化 酸に溶けにくい構造に変化させます ③むし歯菌の抑制 フッ素がお口の中に漂っている間、酸の生産を低下させます 乳幼児期・小児においては… 生えたばかりの乳歯や永久歯は歯質が弱く、むし歯になりやすとされています。 歯質が弱い分、フッ素も取り込みやすいため、むし歯予防においてフッ素は効果的と言えます。 成人においては… 一度むし歯の治療をした歯は、詰め物・被せ物の間とご自身の歯の間に少なからず隙間が生じてしまいます。 また、加齢や歯周病が原因で歯茎が下がると、歯の根っこ(根面)が露出してしまいます。 根っこの部分は歯の頭(歯冠部)に比べると脆く、歯ブラシも当てにくいためむし歯になりやすいです。 これらの弱った部分に対して、フッ素を塗布することでむし歯のリスクを下げることができます。 自宅でできること ◻︎フッ素配合歯磨き剤 → ブラッシング ◻︎フッ素塗布ジェル → 歯に塗り込む ◻︎フッ素洗口液 → ぶくぶくうがい 家庭で使用できるものは、いずれもフッ素の濃度が低いため、用法・用量を守った上で長期間の使用をおすすめしています。 歯科医院でできること ◻︎クリーニングとフッ素塗布 歯面に付着した汚れをしっかりとクリーニングした上で、フッ素塗布を行うことはむし歯予防において効果的です。 また、歯科医院で取り扱っているフッ素は、家庭で行えるものと比べて高濃度です。 3ヶ月に一度のペースで、クリーニングとフッ素塗布を行いましょう! ご不明な点がございましたら、当院スタッフまでお気軽にお尋ねください♪ 【予防歯科・ホワイトニング】 大垣市・垂井町スグの歯医者 大垣 ひまわり歯科 歯科衛生士/吉岡
2024.12.10
その他フッ素ってなに?
こんにちは🌻 大垣 ひまわり歯科です🦷🪥 今回は、歯磨き剤に含まれているフッ素についてお伝えします。 皆さんは、歯磨き剤に『フッ素濃度⚪︎⚪︎ppm』などの記載を見かけたことはありませんか? こういった表記は、どんな意味なのでしょうか? 歯磨き剤に配合されているフッ素(フッ化物)は、むし歯予防を目的としています。 その配合されているフッ素の濃度を『ppm』という単位で表しています。 表記例 フッ素・フッ化物・フッ化ナトリウム・NaF など 単位は、ppmの他にppmFという表記もあります。 フッ素濃度が高ければ高いほど、むし歯予防効果が高いと言われています。 しかし、6歳未満の子どもが使用する場合は、フッ素の濃度が濃すぎると中毒症状を起こすリスクがあるため、500ppm未満のものを使用すると良いです。 また、フッ素入りの歯磨き剤には、使用量の目安があります。 年齢にあったフッ素濃度と使用量の目安について、画像にまとめましたので参考にしてみてください♪ 歯磨き剤を使用した後は、強くゆすがず、少なめの水(15mlくらい)で短めに1回がおすすめです。 また、その後の飲食を1〜2時間控えるとより効果を発揮しやすいです。 歯磨きの後に使用する洗口剤にもフッ素が配合されているものがあります。 洗口液も、年齢ごとに量が決まっています。 製品によって異なるので、使用前によく確認をしましょう。 洗口液は、以下の方は使用できせんので、ご注意ください。 ・4歳未満のお子様 ・ぶくぶくうがいができない人 ・成分にアレルギーを持つ人 その他ご不明な点がございましたら、当院スタッフまでお気軽にお声掛けください♪ 【予防歯科・ホワイトニング】 大垣市・垂井町スグの歯医者 大垣 ひまわり歯科 歯科衛生士/吉岡
2022.05.11
その他乳歯のときから虫歯予防を!
こんにちは🌻 大垣 ひまわり歯科です🦷 前回のブログでは、永久歯の虫歯予防に有効な『シーラント』についてお話ししました。 今回は、乳・幼児期の虫歯予防についてお話しします。 突然ですが、問題です! 乳歯は何歳ごろまでに生え揃うでしょうか? 正解は… 3歳ごろです。 生後7〜8ヶ月ごろになると、赤ちゃんにとって初めての歯が生えてきます。 1歳ごろには上下4本の前歯が生え、2歳半から3歳くらいまでに20本の乳歯が生え揃います。 (※歯の生える時期や順番には個人差があります) ここで注意が必要なのが、乳歯の虫歯です。 乳歯は、永久歯と比べて歯の質が柔らかく、厚さもあまりないため、虫歯になりやすいです。 また、乳歯は痛みを感じにくいため、知らないうちに虫歯が進行し、夜になって突然泣き出すくらいの虫歯になってしまうこともあります。 『どうせ生え変わるし、乳歯が虫歯になっても大丈夫だろう』 と思っている方も、いらっしゃるかもしれません。 しかし、乳歯の虫歯を放置していると、永久歯に影響を及ぼすこともあります。 加えて、近年では永久歯が作られない『先天性欠如歯(先欠歯)』のお子さんが10人に1人の割合でいると言われています。 乳歯のうちから、虫歯になりにくいお口の中の環境を作ることが大切です! そもそも、虫歯菌はどこからやってくるのでしょうか? 生まれたての赤ちゃんのお口の中には、虫歯菌や歯周病菌などの細菌はいません。 虫歯菌の多くは、保護者の方のお口から侵入することが分かっています。 具体的な感染経路としては… ・大人が口に入れた食器を赤ちゃんのお口に入れる ・お口にキスをする ・離乳食などを冷ます際、フーフーと息をかける ・赤ちゃんが大人の口の周りや中を手で触り、その手を自分の口の中に入れる などがあります。 これらのことを気をつけて、歯が生えてきたら歯磨きにも挑戦してみましょう! ただ、いきなり歯ブラシを使おうと思っても上手に磨かせてくれないことがほとんどです。 まずは、ぬるま湯を含ませたガーゼなどで、優しく拭うことから始めましょう。 当院では、1歳以下のお子様もフッ素塗布で来院して頂いています。 乳歯が生えたら、フッ素塗布は可能です。 小さい頃から歯医者に慣れておくことで、虫歯の治療が必要になっても、積極的に参加してもらいやすいです。 フッ素塗布で歯の質を強化し、乳歯のうちから虫歯予防を意識しましょう! 【予防歯科・ホワイトニング】 大垣市・垂井町スグの歯医者 大垣 ひまわり歯科 歯科衛生士/吉岡