仕上げ磨きで大切なこと

こんにちは🌻
大垣ひまわり歯科 保育士の北山です
「仕上げ磨きって、いつまで必要なの?」
「嫌がるようになってきて、もう本人に任せてもいいのかな…?」
保育の現場でも、保護者の方からよく聞くお悩みです。
今回は、保育士の視点から、仕上げ磨きの大切さや、保育現場で感じるリアルな“歯磨き事情”についてお話しします。
①仕上げ磨きっていつまで?
仕上げ磨きの目安は、10歳ごろまでとされています。
理由は、子どもの手指の発達や集中力が未熟で、どうしても自分だけでは磨き残しが出やすいからです。
特に、奥歯が生え始める6歳前後からは、歯並びの変化もあり、汚れが溜まりやすい時期です。
そのため、磨き残しが多く、虫歯になりやすいのが特徴です。
一生使う歯を健康な状態で維持するために永久歯が生え揃うまで、仕上げ磨きを続けていただく必要があります。
② 「磨き残しがない子」と「磨き残しがある子」の違い
保育士の視点から、仕上げ磨きが習慣化している子はこんな特徴があります。
◎ 磨き残しがない子
・歯ブラシの使い方が上手い
・細かく動かす感覚を理解している
・口を大きく開けて、見せに来てくる姿がある
・「今日はママがやってくれたよ!」とやってもらったことを教えてくれる姿がある
△ 磨き残しがある子
・口を開けるのを嫌がる
・短時間でサッと済ませようとする
◎エピソード
以前、3歳児クラスを担当していた際、歯磨き後のチェックをする時に仕上げ磨きが習慣化されている子は「もうピカピカになったよ〜!」と自信たっぷりに見せにきてくれる姿がありました。
一方で、習慣ない子は、「もう、終わったもん!」と言って歯ブラシを片付けてしまう姿があり、それぞれのお家での習慣の違いが感じられました。
③保育園での歯磨き事情
保育園では、昼食後の歯磨きが習慣化されている園も多いですが、仕上げ磨きまでは行わないのが基本です。
・子ども自身で磨き、先生は見守る
・園では習慣づけを目的にしている
・時間や人数の都合上、個別に細かい指導は難しい
そのため、園での対応には限界があるからこそ、「家庭でのケア」が大切になってきます。
④ 仕上げ磨きの仕方とポイント
◎仕方
①毛先の歯の面に真っ直ぐにして、歯ブラシの毛先を歯と歯茎(歯肉)の境目、歯と歯の間にしっかり当てます。
② 歯ブラシの毛先が広がらない程度の軽い力で動かします。
③5〜10㎜の幅を目安に小刻み動かし、1〜2本ずつ磨きます。
◎ポイント
・仕上げ磨き専用の小さい歯ブラシを使用する
・仕上げ磨きは時間をかけすぎない
・歯が数本でも生えてきたら仕上げ磨きを始める(0〜1歳児)
・歯間ブラシやフロスを使用する(3〜6歳児)
・上の奥歯の「外側」、下の奥歯の「内側」など見えにくい箇所に注意して磨く(3〜6歳児)
・6歳臼歯が虫歯になりやすいのでため念入りに磨く(6歳以降)
お子さんの歯の健康を守るために、仕上げ磨きは必須です。
歯磨きや仕上げ磨きをする際、楽しい雰囲気でお子さんとのコミュ二ケーションを大切にお子さんのペースで無理なく習慣づけましょう!
また、生えたての乳歯や永久歯には歯科医院のフッ素塗布が有効的です!
お子さんの歯の健康についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください!
【予防歯科・ホワイトニング】
大垣市・垂井町スグの歯医者
大垣 ひまわり歯科
保育士/北山