舌圧について

こんにちは🌻
大垣 ひまわり歯科です🦷🪥
今回は、舌圧(ゼツアツ)についてお伝えします。
舌圧とは…
舌と口の天井(口蓋:コウガイ)の間で食べ物を押しつぶす際に生じる力のことです。
舌圧は、
・摂食嚥下機能(食事を飲み込む機能)
・発音
・呼吸 などに関わってきます。
この舌圧が弱いと、【噛んで飲み込む】という一連の動きに支障が出てしまいます。
これを【低舌圧(テイゼツアツ)】と言います。
舌の筋力は年齢とともに低下していくため、高齢の方に多く見られますが、近年、柔らかいものを好む食生活の変化などにより、若い人にも増加が見られます。
次のような項目に該当する方は、注意が必要です。
◻︎食事中によくむせる、または以前よりもむせることが多くなった
◻︎食べ物が喉につかえる感じがする
◻︎食べ物をお茶などで飲み込むことが多い
◻︎飲み込んだ後も、お口の中に食べ物が残っている
低舌圧の状態になると、次のような不調や症状を引き起こす場合があります。
それは… 誤嚥性肺炎 です。
誤嚥性肺炎とは、唾液や食べ物などと一緒に誤って気道に入った細菌が肺で炎症を引き起こした状態を言います。
他にも
・睡眠時無呼吸症候群(SAS)
・食事の量が減ることによる栄養不足
・滑舌が悪くなる
・いびき
・口唇閉鎖不全症 などの症状を引き起こすリスクがあります。
低舌圧を改善するには、噛みごたえのあるしっかりとした食事を日頃から摂取することが肝心です。
噛む回数が増えて舌の動きも活発になり、舌圧が自然と鍛えられていきます。
また、会話や歌など、日常生活で舌に負荷をかけることで、舌の運動機能が向上します。
一度、自分がどのように噛んでいるのか、普段舌を意識しているか、など考えてみてはいかがでしょうか?
【予防歯科・ホワイトニング】
大垣市・垂井町スグの歯医者
大垣 ひまわり歯科
歯科衛生士/吉岡


