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歯の神経は大切?

歯の神経は大切?

こんにちは🌻
大垣 ひまわり歯科です🦷

みなさんは
・冷たい水やアイスを食べると歯がしみる
・むし歯で歯が痛くなる
といった経験をしたことはありませんか?
これは、歯の中にある神経によって知覚される痛みです。
歯に神経がなければ痛みを感じないのであれば、神経はない方が良いのでは?
と、思われる方もいるかもしれません。
今回は、歯の神経について詳しくお伝えしていきます。

歯の神経とは、専門用語で【歯髄(しずい)】と言います。
歯髄は、歯の中心に位置し、象牙質で囲まれた歯髄腔にあります。
むし歯が神経まで到達してしまった場合、神経を取る治療【抜髄(ばつずい)】を行う必要があります。

むし歯は、症状の進行度合で主に5つのステージに分けられ、症状に合わせて治療が行われます。

ステージ①【C1(シーワン)】
むし歯になりかけの状態(初期う蝕)を言います。
範囲がエナメル質にとどまっており、痛みを感じません。
日頃のブラッシングを気をつけたり、フッ素塗布による再石灰化を図り予防していきます。
ステージ②【C2(シーツー)】
むし歯が象牙質まで及んでいる状態です。
このあたりから、冷たいものがしみたり、穴が空いてることに患者さん自身が気づき始めます。
むし歯の治療の際には、麻酔を必要とする段階です。
ステージ③ 【C3(シースリー)】
むし歯が歯の歯髄まで到達し、神経を取る治療が必要になります。
何もしていなくても歯が痛んだり、夜に寝られないほどの強い痛みを感じるようになります。
歯の神経を取る処置をした場合、治療回数が格段に増えてしまいます。
ステージ④ 【C4(シーフォー)】
むし歯により、歯の頭の部分が溶け根っこだけの状態になったことを言います。
むし歯菌が歯髄を完全に侵襲しているため、痛みは感じません。
歯の保存が難しく、抜歯に至ります。

神経を取った歯は、むし歯の進行段階で言うと最終ステージ、〃抜歯の一歩手前の状態〃です。
一度取った神経を元に戻すことはできず、さまざまなリスクも生まれます。

リスク①【むし歯の再発】
被せ物の境目に汚れが溜まりやすく、むし歯になりやすいです。
神経を失うと痛みを感じなくなるので、むし歯の進行に気づきにくくなります。
リスク②【破折】
神経のない歯は栄養が届けられないため、脆く折れやすくなります。
リスク③【根っこの先に膿が溜まる】
神経を取った後の空間が感染を起こすと、根っこの先に膿の袋を作ることがあります。
膿の袋が原因で、歯茎にニキビのようなできものができたり、噛んだときに痛みを伴う場合があります。

このような理由から、神経を残せるかどうかは歯の寿命に大きく関わってきます。
日頃の口腔ケアはもちろん、定期検診を受けてむし歯の予防・早期発見をしていきましょう!

【予防歯科・ホワイトニング】
 大垣市・垂井町スグの歯医者
 大垣 ひまわり歯科
 歯科衛生士/吉岡